デリケートゾーンの黒ずみにヒルドイドを使う前に知るべきこと

デリケートゾーンの黒ずみに効果があるかもしれないヒルドイドとは

ヒルドイドとは、凍瘡やケロイド、皮脂欠乏症などの治療のために医療機関で処方される塗り薬です。保湿効果の他、血行を促進させたり肌細胞の生まれ変わりを促進させたりする作用もあります。アトピー性皮膚炎などを発症している場合に保湿剤として小児科で処方されることも多いので、お子様がいらっしゃるお母さんにとってはお馴染みの薬かもしれません。
ヒルドイドの主成分は、ヘパリン類似物質です。ヒアルロン酸よりもさらに奥深く、肌の基底細胞にまで浸透する物質で、弱った細胞に直接働きかけて修復し、内部構造から乾燥や荒れを治す働きがあります。
ヒルドイドは、その優れた保湿力が女性の間で話題になり、子どもに処方されたものをお母さんが使うといった事態が発生し、今問題となっています。本当に必要としている患者さんの手に行き渡らなくなってしまいますので、美容目的でヒルドイドを処方してもらうのは絶対にやめましょう。

デリケートゾーンの黒ずみとヒルドイドの関係

デリケートゾーンの黒ずみに、ヒルドイドが効果を発揮するかもしれないという話が、インターネット上で広まっているのをご存知でしょうか。デリケートゾーンの黒ずみは、脱毛や摩擦、圧迫といった刺激の他、加齢やホルモンバランスなどによっても起こりますが、乾燥も大きな要素の1つです。逆に、保湿することで黒ずみをある程度予防したり、進行を防いだりすることができますから、優れた保湿力を持つヒルドイドが効果的と言われるようになるのも当然と言えます。
また、ヒルドイドには細胞の生まれ変わりを促進させたり、傷ついた細胞を修復したりする作用があるところから、黒ずんだ部分の細胞を生まれ変わらせ、修復させることができるという話に行きついたということも考えられます。
ごく一般的な薬ですし、同じヘパリン類似物質を配合した塗り薬は市販薬としても販売されていて、デリケートゾーン専用美白クリームと比べると値段も安価なので、もし本当に効果があるのであれば、使ってみたい女性は多いはずです。

デリケートゾーンの黒ずみにヒルドイドを使うのはアリ?ナシ?

結論から言うと、ナシということになります。詳しく調べてみたところ、残念ながらデリケートゾーンの黒ずみへの効果は期待できそうにないことが判明しました。
そもそも、デリケートゾーンに塗るために開発されたクリームではありませんから、女性器周辺に使用するのは大変危険です。また、美白成分も含まれていませんので、美白の目的で使用しても意味がありません。さらに、ヒルドイドには血行促進作用があります。皮膚が薄くデリケートな女性器周辺に塗ると出血やかぶれなど思わぬトラブルに見舞われる可能性もあるので、絶対にやめましょう。
ヒルドイドは、皮脂の不足やひどい乾燥、アトピー等の皮膚炎、傷を早く治すための血行促進など、医療現場で正しく用いられるべき薬です。デリケートゾーンの黒ずみ解消には、デリケートゾーン専用の美白クリームを使うことが、やはり一番の近道と言えます。